このサイトは、Zenken株式会社が運営するCloudflare代理店紹介のメディアです。Cloudflareを提供するCloudflare社は、このサイトと関係ございません。
履修登録の開始直後、画面が開かない。合格発表ページにつながらない――。大学や学校では、特定の時間にアクセスが重なり、普段は問題なく動いているサーバーが急に不安定になることがあります。
学習塾のeラーニングでも、試験の開始時刻や課題提出の締め切り前は同じです。こうした短時間のピークに、Cloudflareをどう使えるのか。CDNとWaiting Roomの役割、運用を外部に任せる場合の見極め方を順に紹介します。
履修登録や合格発表は、利用できる日時があらかじめ決まっています。開始時刻になれば、学生や受験生が一斉にログインし、何度も画面を更新します。先着順の授業であれば、少しでも早く登録しようと操作回数も増えがちです。
合格発表では、受験生本人だけでなく、保護者や学校関係者からもアクセスが集まります。SNSや検索結果から大学の公式サイト全体へ流入が広がるケースもあるでしょう。通常日の平均PVだけでは、数分間に集中するピークの強さは見えません。過去の最大同時利用者数や、1分当たりのアクセス数まで見ておくことが大切です。
画像やCSS、JavaScriptなどの静的ファイルは、CDNから配信できます。一方、時間割や成績、合否結果などは利用者ごとに内容が異なります。ログインやデータベース照会を伴うため、配信元のシステムで処理するのが基本です。
つまり、ページの表示が速くなっても、認証基盤やデータベースが限界を迎えれば手続きは止まります。個人情報を含むページを誤ってキャッシュしないためにも、公開ページとログイン後のページは分けて考えたいところです。
大学のWebサービスは、ポータル、学務システム、シングルサインオン、受験番号照会、メール配信など、いくつもの仕組みがつながっていることがあります。入口となるWebサーバーに余裕があっても、その先の認証や外部APIが混雑すれば、登録や結果確認まで進めません。
まずはログインから手続き完了までの流れを一枚に整理してみましょう。どこをCloudflare経由にするのか。キャッシュできるのはどこか。処理件数に上限があるシステムはどれか。関係するシステム会社と共有しておくと、対策の抜け漏れを見つけやすくなります。
CloudflareのCDNでは、キャッシュしたコンテンツを利用者に近い拠点から配信します。大学案内、募集要項、キャンパスマップ、画像などの公開情報をCDNから返せれば、大学のサーバーへ届くリクエストを減らせます。
ただし、すべてを一律にキャッシュすればよいわけではありません。Cache Rulesでは、何をキャッシュするか、どのくらい保存するか、どの条件で適用するかを設定できます。ログイン状態を示すCookieやURL、情報の更新頻度を見ながら、公開コンテンツに絞って使うのが基本です。
CDNで軽くできない登録画面や結果照会には、Waiting Roomが選択肢になります。これは、アクセスが設定値に近づいたとき、超過した利用者を仮想的な待機室へ案内する機能です。「何人までサイトへ通すか」を調整し、配信元にアクセスがなだれ込むのを抑えます。
履修登録や合格発表は、アクセスが増える日時を予測しやすいイベントです。利用できるプランであれば、Scheduled Eventや事前待機も検討できます。設定の基準になるのは、Webサーバーだけでなく、認証やデータベース、学務システムまで安定して動かせる人数です。詳しい設定項目は、Cloudflare Waiting Roomの設定・運用方法で紹介しています。
CDNは配信を軽くするもの、Waiting Roomはサイトへ入る人数を調整するものです。データベースの処理が遅い、アプリケーションに不具合がある、連携先が停止しているといった問題まで直してくれるわけではありません。
本番前には、ログイン、授業検索、登録、変更、結果表示まで一通り動かしてみます。シングルサインオンやシステム間APIまで待機対象にすると、かえって連携を止めるおそれも。適用するホスト名・パスと、除外する通信を分けておきましょう。なお、Waiting Roomの利用にはCloudflareのCDNとプロキシ済みのDNSレコードが必要で、利用者側でCookieを使えることも前提です。
文教分野の実績は、社数だけでなく中身を見たいところです。大学の公式サイトをCDN化したのか、履修登録や入試システムまで支援したのかでは、経験している業務が違います。
現行のシステム構成を見たうえで、公開ページのキャッシュ範囲、Waiting Roomを置く場所、配信元が耐えられる処理量を整理できる会社なら相談しやすいでしょう。情報システム部門だけでなく、学務部門、制作会社、学務システム事業者の間に入れるかもチェックしたいポイントです。
Waiting Roomの設定値は、感覚では決められません。負荷試験を行い、何人までなら登録や照会を完了できるかを確かめます。待機列から戻ったあとにセッションが切れないか、二重登録が起きないかなど、実際の操作に沿ったテストも欠かせません。
そして、いちばん慌ただしいのは本番当日です。誰が待機人数とサーバー負荷を見て、どの段階で設定を変えるのか。早朝・夜間や休日に公開するなら、その時間も連絡がつくのか。対応時間、連絡手段、一次対応の範囲まで先に決めておくと安心です。
年度単位で予算を組む大学・学校では、費用の見通しも外せません。Cloudflareの利用料だけでなく、初期設計、負荷試験、本番の立ち会い、設定変更、障害調査が見積もりに含まれているかを比べます。
履修登録や入試は毎年ありますが、学生数もシステム構成もずっと同じではありません。実施後のログを振り返り、次回の設定に反映するところまで頼めると、年を追うごとに対策を整えやすくなります。契約形態やサポートの違いも含め、無理なく続けられる会社を選びましょう。
大学・学校のアクセス集中対策では、CDNだけ、サーバー増強だけと一つの手段に寄せないことがポイントです。公開ページの配信、ログイン後の処理、サイトへ入る人数を分けて考えると、Cloudflareに任せる範囲と、学内システム側で手を入れる範囲が見えてきます。ほかの業種での活用方法は、業種・用途別に見るCloudflareの活用方法と導入事例も参考にしてください。
Cloudflare代理店の中には、独自の料金プランや運用サービス、日本語サポートなどを提供する企業もあります。
ここでは、価格やサポート内容に特徴があり、比較検討時に注目したい3社を紹介します。
| 初期費用 | 217,800円(税込) |
|---|---|
| 月額費用 | 165,000円(税込) |
| 最低利用期間 | 1ヶ月 |
| 対応プラン | ・GateCore独自プラン※
※Enterpriseプランへの |
| サポート | 月7時間の運用サポート(設定変更・検証・障害調査)、日本語サポート、4TB転送量、オリジン監視 |
※Cloudflare Workersを活用した開発・構築支援は別途オプションです。対応範囲・料金はお問い合わせください。
| 初期費用 | 220,000円(税込)~ |
|---|---|
| 月額費用 | 11,000円(税込)~ |
| 最低利用期間 | 年間契約(12ヵ月) |
| 対応プラン | ・Proプラン
・Businessプラン ・Enterpriseプラン |
| サポート | ACE資格を持つエンジニアがサポート |
| 初期費用 | 個別見積もり |
|---|---|
| 月額費用 | 個別見積もり |
| 最低利用期間 | 個別見積もり |
| 対応プラン | 公式HPに記載なし |
| サポート | 24時間365日体制の監視・分析 |