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DDoS攻撃や不正アクセスでWebサイトに障害が発生した場合は、被害拡大を防ぐ初動対応と、攻撃を緩和・遮断するための迅速な対策が必要です。
この記事では、攻撃を受けているWebサイトの応急処置から、Cloudflareをスピード導入する手順、緊急時に頼れる運用代行サービスの選び方まで分かりやすく解説します。
Webサイトの表示停止や改ざんなどの異常が発生した際は原因の切り分けから進めます。アクセス集中による高負荷と不正アクセスでは優先すべき対応が異なります。
短時間でアクセスが急増し、応答遅延やエラーが頻発している場合は、DDoS攻撃などによる負荷が疑われます。通常のアクセス集中やサーバー障害でも同様の症状が発生するため、ホスティング会社やインフラ管理会社へ連絡し、アクセス状況やサーバーログをもとに原因の切り分けを進めることが重要です。
Cloudflareをすでに導入している場合はセキュリティイベントを確認し、WAFやレート制限を調整します。未導入の場合はサーバー側の応急処置と並行し、DNS切り替えや設定作業の準備を進めることが大切です。
不審なファイルの追加や身に覚えのないログイン履歴が見られる場合は、不正アクセスが発生している可能性が考えられます。まずはホスティング会社やセキュリティの専門家へ連絡し、原因調査に必要なアクセスログや変更履歴の保全を優先することが重要です。
ログの保全と並行し、状況に応じて対象システムの隔離やアクセス制限、管理者アカウントの変更などの応急処置を行います。なお、バックアップから復旧する際は、侵入経路の特定・対処とデータの安全性を確認したうえで実施する必要があります。
改ざん被害では、通信を保護する対策と、侵害されたシステムの調査・復旧を分けて進めるアプローチが欠かせません。Cloudflareの導入だけで完結させず、サーバー管理会社や専門家と連携して対応を進めることが大切です。
Cloudflareを緊急導入する際は、ドメインの管理権限と既存のDNS設定を確認し、ネームサーバーを変更してWeb通信をCloudflare経由に切り替えます。ただし、ネームサーバーの変更が反映され、Cloudflare側のドメインが有効化されるまで時間がかかる場合があります。切り替え直後から保護が有効になるとは限らないため、サーバー管理会社による応急処置と並行して導入を進めることが重要です。
ドメイン管理会社、DNS管理画面、Webサーバー情報へのアクセス権限を確認します。アカウントがない場合は新規作成してドメインを追加し、外部管理の場合は制作会社等へ連絡して作業に必要な管理権限を確保することが重要です。
管理権限がないと設定変更を進められないため、緊急導入では誰が操作を行い、誰が設定変更を承認するのかを事前に明確にしておく必要があります。
自動検出されたDNSレコードを既存設定と照合し、Web用のA/CNAMEだけでなくメール用(MX/TXT)やサブドメインも移行前のDNS設定と照らし合わせ、漏れなく登録されているか精査します。
確認後、ドメイン管理会社の画面からネームサーバーをCloudflare指定の値へ変更します。DNSSECを利用している場合は、切り替え前にレジストラ側でDNSSECを無効化し、既存のDSレコードを削除する必要があります。Cloudflare側のドメインが有効化された後、必要に応じてDNSSECを再設定します。設定を誤ると名前解決ができなくなるため、事前に作業手順を確認することが重要です。
CloudflareのWAFなどをWeb通信に適用するには、WebサイトやHTTP/HTTPSのAPIに使用するA・AAAA・CNAMEレコードをプロキシ経由(オレンジ雲)に設定します。これらのレコードがDNS Onlyの場合、WAFなどの機能は適用されません。一方、メール用のMXレコードやTXTレコードはプロキシ対象ではないため、用途に応じた設定が必要です。
切り替え後はWAFルールの調整やSSL/TLS設定を行い、主要機能の動作テストを実施します。また、配信元サーバーへの直接アクセスによる攻撃を防ぐため、Cloudflare経由の通信のみを許可するアクセス制限をサーバー側で適用することも有効です。
緊急導入ではDNS設定やWAFの調整など専門知識が必要です。社内に専任担当者がいない場合は、導入から稼働後の監視まで専門の運用代行サービスへ委託するのも選択肢になります。
選定時は問い合わせ受付時間と実際に作業を開始できる条件を事前確認します。「緊急対応可能」とあっても、一次受け付けのみなのか、詳細なログ調査や設定変更まで対応するのかは事業者によって異なります。
夜間・休日の対応窓口や初動フローを把握し、緊急対応では誰が状況を判断しどこまで対応できるかを確認しておくことが重要です。
運用代行サービスには、最低利用期間を1ヶ月とするプランもあります。短期の緊急対応や復旧後の運用支援を必要な期間だけ委託したい場合は、単月契約に対応しているサービスも選択肢になります。
ただし、最低利用期間が1ヶ月であっても、即日の作業開始や復旧対応が保証されるわけではありません。初期費用や追加料金、解約期限に加え、緊急時の着手条件と対応範囲を確認し、DNS設定、WAFの調整、障害調査など、必要な作業を依頼できるか比較することが重要です。
サイバー攻撃発生時は、まず被害原因の切り分けと応急処置を優先して進めることが重要です。Cloudflareの緊急導入ではDNSレコード照合やネームサーバー切り替え、WAFの初期調整を迅速に行いましょう。なお、改ざんされたサーバー内部の調査・復旧は別ラインで対応が必要です。
自社内での迅速な対応や判断が難しい場合は、初期設定から攻撃時のルール調整まで一括支援してくれる運用代行サービスの活用も選択肢になります。緊急時の対応範囲や着手条件、最低利用期間を比較し、自社に合ったサポート体制を整えましょう。
Cloudflare代理店の中には、独自の料金プランや運用サービス、日本語サポートなどを提供する企業もあります。
ここでは、価格やサポート内容に特徴があり、比較検討時に注目したい3社を紹介します。
| 初期費用 | 217,800円(税込) |
|---|---|
| 月額費用 | 165,000円(税込) |
| 最低利用期間 | 1ヶ月 |
| 対応プラン | ・GateCore独自プラン※
※Enterpriseプランへの |
| サポート | 月7時間の運用サポート(設定変更・検証・障害調査)、日本語サポート、4TB転送量、オリジン監視 |
※Cloudflare Workersを活用した開発・構築支援は別途オプションです。対応範囲・料金はお問い合わせください。
| 初期費用 | 220,000円(税込)~ |
|---|---|
| 月額費用 | 11,000円(税込)~ |
| 最低利用期間 | 年間契約(12ヵ月) |
| 対応プラン | ・Proプラン
・Businessプラン ・Enterpriseプラン |
| サポート | ACE資格を持つエンジニアがサポート |
| 初期費用 | 個別見積もり |
|---|---|
| 月額費用 | 個別見積もり |
| 最低利用期間 | 個別見積もり |
| 対応プラン | 公式HPに記載なし |
| サポート | 24時間365日体制の監視・分析 |