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既存WAFの更新や、Bot対策・表示速度の改善をきっかけに、Cloudflareへの乗り換えを検討する企業もあるでしょう。ただし、国産WAFやImpervaにも複数のサービスがあり、製品名だけで機能や費用の優劣は判断できません。
比較の軸になるのは、必要な防御機能と、それを維持する運用支援の範囲です。ここでは、Cloudflare、攻撃遮断くん、Scutum、Imperva Cloud WAFを対象に、導入方式や料金、乗り換え時の確認事項を整理します。
各製品の主な違いをまとめました。提供機能や利用条件はプラン・オプションによって異なるため、実際に契約する内容で比較する必要があります。
| 製品 | 機能・構成の特徴 | 料金・運用面の主な確認点 |
|---|---|---|
| Cloudflare | WAF・DDoS対策・Bot対策・CDNなどを提供。利用できる機能や設定の範囲はプランによって異なる。 | プラン料金、追加サービスの従量課金、設定・監視・調整を外注する場合の支援費用。 |
| 攻撃遮断くん | DNS切り替え型とエージェント連動型がある。サービス・プランによりDDoS対策やBot対策にも対応。 | 初期費用、FQDN数やピーク時トラフィック、IPアドレス数など、選択する方式ごとの料金条件。 |
| Scutum | 事業者が日々の管理や防御ロジックの更新を担うクラウドWAF。DDoS対策サービスも別途提供。 | 初期費用・月額費用、ピーク時トラフィック、ホスト追加やオプションの費用。 |
| Imperva Cloud WAF | クラウド型WAFを提供し、CDN・DDoS対策・Bot対策などと組み合わせた構成も選べる。 | 必要な機能と対象サイトを揃え、契約に含まれるサービスと運用支援の範囲を見積もりで確認。 |
Cloudflareでは、ネームサーバーを変更する導入方式が一般的です。Business・Enterpriseでは、既存のDNS事業者を利用しながら対象ホスト名をCloudflare経由にするCNAME方式も選べますが、利用条件の確認が必要です。
攻撃遮断くんには、DNS切り替え型のほか、サーバーにエージェントを導入する方式があります。方式によって必要な権限や作業が異なるため、DNSの管理者とサーバーの管理者を整理し、既存のCDNやホスティングサービスとの併用条件も確かめます。
WAFによる不正なリクエストの検知、DDoS対策、Bot対策、CDNによる配信は、それぞれ目的が異なります。必要なのが脆弱性を狙う攻撃への対策なのか、大量アクセスへの対応なのかを整理すると、比較する機能を絞れます。
ImpervaにもCDNがあり、国産WAFにもDDoS対策やBot対策を提供するサービスがあります。「他社製品はWAFのみ」と一括りにはできません。搭載機能の数だけで判断せず、対象プランで何を保護できるか、追加契約が必要かまで比較することが大切です。
料金は、保護するサイト数やホスト名数、ピーク時の通信帯域、利用オプションなどで変わります。Cloudflareにも利用量に応じて課金される追加サービスがあるため、月額プランの表示料金だけでは支払総額を判断できません。
比較時は、初期費用と月額費用に加え、設定変更、誤検知の調整、ログ調査、障害時の対応がどこまで含まれるかを揃えます。製品の利用料と人による運用支援の費用は別に整理し、移行作業や一時的な二重契約も含めて見積もると、契約後の想定外を減らせます。
まず、現在利用しているWAFルール、特定の通信を許可する例外、Bot対策、アクセス回数の制限などを一覧化します。ログの保存期間や確認方法も対象です。同じ名称の機能があっても、検知条件や設定方法がそのまま引き継げるとは限りません。
移行先で各対策をどう実現するかを整理したうえで、ログイン、購入、フォーム送信、外部サービスとの連携を検証します。攻撃を防げることと正規の操作を妨げないことの両方が判断基準です。誤検知があれば、対象の通信やルールを特定して例外を限定します。
Cloudflare経由に切り替える際は、DNSレコードに加え、Cloudflare側と配信元サーバー側の証明書・暗号化設定を確認します。配信元で接続元IPアドレスを制限している場合は、Cloudflareからの通信を受け付けられる設定も必要です。
通信経路やキャッシュの変更は、利用者のIPアドレスの記録や、ログイン後の画面表示にも影響し得ます。切り替え前に主要な操作とログを検証し、不具合時の戻し方を準備しておくと安心です。旧サービスの解約は、切り替え後の動作と防御の確認を終えてから判断します。
運用負担を抑えたい場合は、誰がどの作業を担当するかが選定の要点です。例えばScutumでは、日々の管理や防御ロジックの更新を事業者が担当する一方、顧客側のDNS変更や証明書のアップロードは別途必要です。「運用を任せられる」という説明でも、対象外の作業は残ります。
Cloudflareの支援会社を選ぶ際も、初期設定だけでなく、誤検知の調査・調整、設定変更、緊急時の対応まで依頼できるかを具体化します。受付時間と実際に作業を開始できる時間、追加料金の条件を分けて確認すると、必要な支援体制を判断しやすくなるでしょう。
CDNとWAFをまとめて管理したいならCloudflareは選択肢になりますが、既存製品のプラン変更やオプション追加で課題を解消できる場合もあります。乗り換えそのものを目的にせず、必要な機能・費用・運用負担を揃えて比較することが、自社に合う選択につながります。
Cloudflare代理店の中には、独自の料金プランや運用サービス、日本語サポートなどを提供する企業もあります。
ここでは、価格やサポート内容に特徴があり、比較検討時に注目したい3社を紹介します。
| 初期費用 | 217,800円(税込) |
|---|---|
| 月額費用 | 165,000円(税込) |
| 最低利用期間 | 1ヶ月 |
| 対応プラン | ・GateCore独自プラン※
※Enterpriseプランへの |
| サポート | 月7時間の運用サポート(設定変更・検証・障害調査)、日本語サポート、4TB転送量、オリジン監視 |
※Cloudflare Workersを活用した開発・構築支援は別途オプションです。対応範囲・料金はお問い合わせください。
| 初期費用 | 220,000円(税込)~ |
|---|---|
| 月額費用 | 11,000円(税込)~ |
| 最低利用期間 | 年間契約(12ヵ月) |
| 対応プラン | ・Proプラン
・Businessプラン ・Enterpriseプラン |
| サポート | ACE資格を持つエンジニアがサポート |
| 初期費用 | 個別見積もり |
|---|---|
| 月額費用 | 個別見積もり |
| 最低利用期間 | 個別見積もり |
| 対応プラン | 公式HPに記載なし |
| サポート | 24時間365日体制の監視・分析 |