このサイトは、Zenken株式会社が運営するCloudflare代理店紹介のメディアです。Cloudflareを提供するCloudflare社は、このサイトと関係ございません。

Cloudflare代理店の比較メディア│クラフレナビ » Cloudflare代理店・運用代行の仕組みと選び方 » Cloudflareの導入支援・初期構築代行の依頼方法と進め方

Cloudflareの導入支援・初期構築代行の依頼方法と進め方

Cloudflareの導入支援・初期構築代行は、ネームサーバーの切り替え、SSL/TLSやWAFの初期設定、切り替え後の動作確認までを外部の代理店(導入支援を行う運用支援会社を含む。以下、代理店)に任せるサービスです。

初期設定のみを委託することも可能ですが、導入後には設定変更や誤検知の調整といった運用作業が継続して発生します。依頼時には、導入後の運用まで含めて誰が担当するのかを事前に決めることが重要です。

Cloudflare導入支援・初期構築代行の
具体的な提供範囲

導入支援の作業工程は、大きく5つに分類されます。契約内容によって対応範囲が異なるため、見積書の検討段階で各工程の担当者を明確にしておくことが大切です。

各工程における主な作業内容は以下の通りです。

事前調査 現行のDNS構成、サーバー(ホスティング)環境、メールや外部連携サービスの利用状況の把握
DNS移行 DNSレコードの棚卸しと登録、プロキシ設定対象の判断、ネームサーバー切り替え手順書の作成
SSL/TLS・キャッシュ 暗号化モードの設定、Webサイト全体のHTTPS化、キャッシュ対象範囲の設計
WAF・Bot対策 標準セキュリティルール(マネージドルール)の有効化、遮断アクションの設定、個別ルールの作成
切り替え後の検証 サイト表示・問い合わせフォーム送信・ログイン・メール送受信の確認、緊急時の切り戻し手順の準備

Webサイト側のプログラム改修や、元サーバー(オリジンサーバー)でのSSL証明書取得は、導入支援の契約に含まれないケースも見られます。対象外の作業を見積書に明記してもらい、自社で対応する範囲を明確にしておきましょう。ドメイン管理会社(レジストラ)でのネームサーバー変更は管理権限を持つ側が実施するため、あらかじめ役割分担を取り決めておく必要があります。

ネームサーバー切り替えやWAF初期設定を
プロに任せるメリット

初期設定の不備は、Webサイトの停止や正規ユーザーのアクセス遮断という形で表面化します。代理店へ構築を委託する意義が大きいポイントは、主に次の3点です。

DNSレコードの引き継ぎ漏れによるサイト停止を防げる

Cloudflareはドメイン追加時に既存のDNSレコード(通信の行き先情報)を自動検出しますが、すべてを抽出できる保証はありません。公式ドキュメントでも、ルートドメイン、サブドメイン、メール用レコードを注意して確認するよう案内されています。ネームサーバーをCloudflareへ移す一般的な方式では、切り替え後はCloudflare上のレコードが基準となるため、登録が漏れたレコードは名前解決できなくなります。メールの受信先を示すMXレコードが抜ければ、メールを受信できなくなります。

代理店へ委託すれば、旧DNSの全レコードを事前に抽出し、Web・メール・外部連携サービスまで整合性を確認した上で切り替えを進められます。

参照元:Cloudflare DNS docs(https://developers.cloudflare.com/dns/zone-setups/full-setup/setup/)

SSL/TLSの暗号化モードの設定ミスによるアクセス不能を避けられる

暗号化モードは、Cloudflareと元サーバー間の通信保護レベルを決める重要な設定項目です。「Flexible」では元サーバーとの通信がHTTP(非暗号化)となるため、元サーバー側にHTTPSへの転送設定があると、リダイレクトループ(無限リダイレクト)の原因となります。

「Full」は元サーバーの証明書を検証せず、厳格な検証を行うのは「Full (strict)」のみです。元サーバーがHTTPSに対応していない状態で「Full」へ変更すると、525エラーが発生してサイトが表示されなくなります。

ログイン情報や個人情報を扱うWebサイトでは、公式ドキュメントでも「Full」または「Full (strict)」の利用が推奨されています。元サーバーの証明書の発行状態を確認した上で、慎重にモードを切り替える対応が大切です。

※参照元:Cloudflare Docs/Flexible(https://developers.cloudflare.com/ssl/origin-configuration/ssl-modes/flexible/)
※参照元:Cloudflare Docs/Full(https://developers.cloudflare.com/ssl/origin-configuration/ssl-modes/full/)
※参照元:ERR_TOO_MANY_REDIRECTS(https://developers.cloudflare.com/ssl/troubleshooting/too-many-redirects/)

正規ユーザーを遮断せずにWAF(Webセキュリティ機能)を有効化できる

マネージドルールを導入初日から遮断(ブロック)で運用すると、問い合わせフォームの送信や管理者ログインなどの正常な通信まで遮断する誤検知が起こり得ます。Cloudflare自身も、新規・更新したルールはまずログのみのモードで配備し、誤検知の増加を確認できる状態にした上で既定のアクションへ切り替える運用をとっています。

初期構築時も同様に、一定期間はログモードで正常なアクセスへの影響を監視した上で、遮断へ切り替える手順が安全です。ログの解析や除外設定を行うには、セキュリティとWebサイト構成の両面における専門知識が求められます。

※参照元:Cloudflare Docs/WAF changelog overview(https://developers.cloudflare.com/waf/change-log/)

導入支援からスムーズに
継続運用へ移行する方法

導入後に自社へ残る運用作業を特定する

切り替えが完了しても、セキュリティ運用が終わるわけではありません。マネージドルールは定期的に更新されるため、導入時に問題のなかった正常な通信が、更新後に誤検知として遮断される事態も生じ得ます。初期構築のみを依頼した場合、次の作業は自社の担当者が担うことになります。

  • 誤検知の調査と除外ルールの設定
  • 障害発生時の原因の切り分け(Cloudflare側か元サーバー側か)
  • 設定変更時のWebサイトへの影響確認
  • 公式サポートへの英語による技術問い合わせ
  • 管理権限および設定変更履歴の管理・引き継ぎ

これらを他業務と兼任する担当者が対応すると、原因究明や復旧作業が遅れやすくなり、サイト停止の長期化につながります。

依頼から運用移行までの標準フロー

1. 要件整理 【作業内容】
対象ドメイン、必要な保護機能、現行のDNS・メール環境の整理
【この工程で決めること】
社内の窓口担当者
2. 見積もり 【作業内容】
初期構築と運用を切り分けた見積書の取得
【この工程で決めること】
自社で対応する作業範囲
3. 事前検証 【作業内容】
検証項目、切り戻し手順、切り替え日時の確定
【この工程で決めること】
当日の緊急連絡体制
4. 切り替え 【作業内容】
ネームサーバーの切り替えと、表示・フォーム・ログイン・メールの動作確認
【この工程で決めること】
確認結果の報告形式
5. 観測期間 【作業内容】
WAFをログモードで稼働させ、誤検知を調整して遮断へ移行
【この工程で決めること】
構築完了の判定基準
6. 運用移行 【作業内容】
運用範囲、連絡窓口、設定管理資料の引き継ぎ確認
【この工程で決めること】
運用の委託継続か、自社対応か

導入と運用を一括委託する場合の確認項目

初期構築を担当した代理店がそのまま運用を担う場合、構成を熟知しているため、誤検知や障害にも対応しやすくなります。一方、運用を別の代理店へ切り替える場合は、設定内容と対応履歴の引き継ぎが必要となり、移管期間の確認作業が増える点に注意が必要です。導入支援の契約段階で、次の3点をあらかじめ確認しておきましょう。

  • 初期構築のみの契約か、継続運用契約へ移行できるか(月間の対応時間の上限を含む)
  • 年間契約が必須か、月単位で契約できるか
  • Cloudflareアカウントの管理所有権と、設定資料・対応履歴の引き継ぎ条件

月単位で契約できれば、実際のサポート品質を確認した上で運用の継続を判断可能です。運用の委託範囲や選び方の詳細は、以下のページでも詳しく解説しています。

CHECK
導入支援を依頼する前に
確定しておくべきポイント

Cloudflareの導入支援・初期構築代行を依頼する際は、初期構築の作業範囲とあわせて、切り替え後に発生する運用作業をどこまで委託するかを事前に決めることが重要です。

自社に運用・保守を担う体制がない場合、構築から運用までを一括で対応できる代理店を選ぶことが、サイト停止や攻撃被害のリスクを抑える有効な選択肢となります。

本メディアでは、契約形態・料金体系・サポート体制の観点から自社に合った代理店を選べるよう、特徴の異なる代理店を紹介しています。ぜひ代理店選びの参考にしてください。

Selection
Cloudflare代理店3選

Cloudflare代理店の中には、独自の料金プランや運用サービス、日本語サポートなどを提供する企業もあります。
ここでは、価格やサポート内容に特徴があり、比較検討時に注目したい3社を紹介します。

1ヶ月のお試しから、
導入~運用まで一括委託
GateCore
(アクセリア株式会社)
初期費用 217,800円(税込)
月額費用 165,000円(税込)
最低利用期間 1ヶ月
対応プラン ・GateCore独自プラン※

※Enterpriseプランへの
アップグレードは可能

サポート 月7時間の運用サポート(設定変更・検証・障害調査)、日本語サポート、4TB転送量、オリジン監視
こんな企業におすすめ
  • 年間契約はリスクが高く、まず1ヶ月試してから継続を判断したい
  • テレビ露出・大型キャンペーン・セール前など、短期間だけ利用したい
おすすめの理由
  • 年間契約が不要で、最低利用期間は1ヶ月。まず短期間で導入し、運用やサポートを確かめてから継続を判断しやすい
  • Businessプランではサポートが足りず、Enterpriseプランでは規模が大きすぎる企業向けに、その間を埋める独自プランを提供。さらに、URL転送や外部サービスとの連携など、サイトに必要な機能を追加する開発支援も相談できる※
  • 初期費用217,800円(税込)、月額費用165,000円(税込)の基本料金で、初期設定から運用サポートまでまとめて任せられるオールインワンパッケージ

※Cloudflare Workersを活用した開発・構築支援は別途オプションです。対応範囲・料金はお問い合わせください。

PV数連動の
従量課金型料金モデル
DOMO
(株式会社ドーモ)
初期費用 220,000円(税込)~
月額費用 11,000円(税込)~
最低利用期間 年間契約(12ヵ月)
対応プラン ・Proプラン
・Businessプラン
・Enterpriseプラン
サポート ACE資格を持つエンジニアがサポート
こんな企業におすすめ
  • サイトのアクセス数が少なく、定額サービスでは割高に感じている
  • 複数サイトをそれぞれの規模に応じたコストで管理したい
おすすめの理由
  • PV数によって月額費用が変動するため、無駄なく利用できる
  • 月11,000円(税込)〜の業界最安水準※2で、Cloudflareの運用支援が受けられる
  • Cloudflare社正規販売パートナーとして、国内200社以上への導入実績を誇る※3(2026年6月1日調査時点)
24時間365日のSOC監視・
即時オペレーション対応
クラウド型WAF管理
サービス for
Cloudflare WAF
(NRIセキュアテクノロジーズ
株式会社)
初期費用 個別見積もり
月額費用 個別見積もり
最低利用期間 個別見積もり
対応プラン 公式HPに記載なし
サポート 24時間365日体制の監視・分析
こんな企業におすすめ
  • 夜間・休日を含む24時間365日の監視・即時対応体制を必要とする
  • 取締役会や監査委員会に対して、セキュリティ体制の根拠提出が必要
おすすめの理由
  • 24時間365日体制で、導入企業のWebサイトに対する攻撃を監視・対応
  • ゼロデイ攻撃に対して、NRIセキュア独自のシグネチャを作成し適用
  • 他のセキュリティ製品もまとめ、400種類以上の機器のログを横断的に監視できる大規模対応力
※1参照元:GateCore公式HP(https://lp.accelia.net/cdn/solution-gatecore/)BusinessプランとEnterpriseプランの間に位置する、Cloudflareがアクセリアに提供したプランです。
※2:2026年6月1日時点、Googleで「Cloudflare 代理店」と検索して表示される、Cloudflare代理店の公式サイト26社を調査。初期費用、月額費用を明示している代理店のうち、最も月額費用が安いのがドーモ。
※3 参照元:ドーモ公式HP(https://cloudflare.domore.co.jp/)