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地方自治体・官公庁のCloudflare導入と運用支援会社の選び方

目次
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地方自治体や官公庁のWebサイトには、平常時の行政情報だけでなく、災害や緊急事態に関する情報を安定して届ける役割があります。アクセス集中やサイバー攻撃が発生した場合でも、必要なページを閲覧できる状態を保たなければなりません。

Cloudflareの導入を外部へ依頼する際は、技術力だけでなく、公共機関の承認手続きや情報管理、報告、契約終了時の引き継ぎまで考慮する必要があります。ここでは、導入前の整理事項と運用支援会社の選び方を解説します。

地方自治体・官公庁のWebサイトが抱える運用上の課題

災害・緊急時に発生するアクセス集中

台風、豪雨、地震などが発生すると、避難所や交通、休校、支援制度に関する情報を求めるアクセスが短時間に集中します。通常時には問題なく稼働しているWebサイトでも、配信元サーバーの処理能力を超えると表示が遅れたり、閲覧できなくなったりします。

重要なのは、トップページだけでなく、緊急時に閲覧されるページと更新に必要な機能を特定しておくことです。Cloudflareのキャッシュから配信できる範囲と、検索や外部システム連携など配信元で処理する必要がある範囲を分けて考えます。

DDoS攻撃やフォームへの不正アクセス

公共機関のWebサイトは、DDoS攻撃による大量アクセスや、問い合わせフォームへの不正な書き込みなどを受ける可能性があります。攻撃によって情報発信が止まれば、住民や事業者が必要な情報へ到達できません。

CloudflareのDDoS攻撃対策やWAFを利用する場合も、導入後の監視と調整は必要です。攻撃を遮断することと、住民や正規の連携サービスからの通信を妨げないことを両立できるよう、イベントやログを確認しながらルールを見直します。

Cloudflare導入前に整理しておきたい要件

公開Webサイトと内部システムの対象範囲を分ける

自治体が管理するシステムには、一般公開するWebサイトのほか、職員のみが使うシステムや外部事業者との連携機能などがあります。Cloudflareを導入する範囲が曖昧なままでは、必要な機能や責任分担を正しく判断できません。

まずは対象となるドメイン、サブドメイン、サーバー、外部サービスを一覧にします。住民向けページ、申請フォーム、施設予約など、用途ごとに管理者と運用事業者を確認し、今回の契約に含める範囲を明文化しておくことが大切です。

アカウント・権限・ログの管理方法を決める

Cloudflareのアカウントを支援会社だけが管理する状態では、担当者や契約先が変わった際に設定を確認できなくなるおそれがあります。自治体側でも管理状況を把握できるよう、アカウントの所有者と管理者権限を明確にします。

担当者ごとに必要な権限を付与し、共有アカウントやパスワードの使い回しを避けることが基本です。管理権限・設定内容・変更履歴を自治体側でも把握できる状態にしておくと、職員の異動や委託先の変更時にも引き継ぎやすくなります。変更の申請者・承認者・作業者と、操作履歴を保管する場所も決めます。

導入費用だけでなく継続的な運用費用を見積もる

費用を比較する際は、ライセンス料と初期設定費に加え、監視・設定変更・障害対応の作業範囲も確認します。月額料金が定額でも、作業量や対応する時間帯によって追加費用がかかる場合があります。定期報告や緊急時の作業も含めて見積もってもらいましょう。

年度途中の予算変更が難しい場合は、通常運用と緊急対応に必要な費用を分けて見積もると判断しやすくなります。契約期間、更新条件、料金改定時の扱いも確認し、複数年度にわたって維持できる運用体制を検討しましょう。

自治体・官公庁に対応する運用支援会社の選び方

公共機関の要件と調達手続きを理解しているか

公共機関の案件では、技術要件に加えて、作業内容や責任範囲を仕様書や契約書で明確にする必要があります。提案内容が優れていても、対応範囲や成果物が曖昧では、導入後の運用を適切に管理できません。

支援会社の対応実績や担当体制を比べる際は、要件整理、既存事業者との調整、テスト、操作説明、報告書の作成まで任せられるか確認します。製品名や機能を並べるだけでなく、誰が・いつ・何を行うのかを具体的に示せる会社であれば、仕様書と実際の運用を結び付けて検討しやすくなります。

緊急対応・報告・契約終了時の引き継ぎに対応できるか

災害や攻撃が発生した際は、状況確認、設定変更、関係者への連絡を速やかに進める必要があります。受付時間、初動までの目安、連絡手段、自治体側で判断が必要になる事項を平常時に整理しておくことが重要です。

復旧対応だけでなく、発生状況、実施した措置、今後の対策を報告できる体制も比較します。契約終了時には、アカウント、設定情報、手順書、ログの引き渡しと、支援会社の権限を削除する方法まで確認しておきましょう。

Selection
Cloudflare代理店3選

Cloudflare代理店の中には、独自の料金プランや運用サービス、日本語サポートなどを提供する企業もあります。
ここでは、価格やサポート内容に特徴があり、比較検討時に注目したい3社を紹介します。

1ヶ月のお試しから、
導入~運用まで一括委託
GateCore
(アクセリア株式会社)
初期費用 217,800円(税込)
月額費用 165,000円(税込)
最低利用期間 1ヶ月
対応プラン ・GateCore独自プラン※

※Enterpriseプランへの
アップグレードは可能

サポート 月7時間の運用サポート(設定変更・検証・障害調査)、日本語サポート、4TB転送量、オリジン監視
こんな企業におすすめ
  • 年間契約はリスクが高く、まず1ヶ月試してから継続を判断したい
  • テレビ露出・大型キャンペーン・セール前など、短期間だけ利用したい
おすすめの理由
  • 年間契約が不要で、最低利用期間は1ヶ月。まず短期間で導入し、運用やサポートを確かめてから継続を判断しやすい
  • Businessプランではサポートが足りず、Enterpriseプランでは規模が大きすぎる企業向けに、その間を埋める独自プランを提供。さらに、URL転送や外部サービスとの連携など、サイトに必要な機能を追加する開発支援も相談できる※
  • 初期費用217,800円(税込)、月額費用165,000円(税込)の基本料金で、初期設定から運用サポートまでまとめて任せられるオールインワンパッケージ

※Cloudflare Workersを活用した開発・構築支援は別途オプションです。対応範囲・料金はお問い合わせください。

PV数連動の
従量課金型料金モデル
DOMO
(株式会社ドーモ)
初期費用 220,000円(税込)~
月額費用 11,000円(税込)~
最低利用期間 年間契約(12ヵ月)
対応プラン ・Proプラン
・Businessプラン
・Enterpriseプラン
サポート ACE資格を持つエンジニアがサポート
こんな企業におすすめ
  • サイトのアクセス数が少なく、定額サービスでは割高に感じている
  • 複数サイトをそれぞれの規模に応じたコストで管理したい
おすすめの理由
  • PV数によって月額費用が変動するため、無駄なく利用できる
  • 月11,000円(税込)〜の業界最安水準※2で、Cloudflareの運用支援が受けられる
  • Cloudflare社正規販売パートナーとして、国内200社以上への導入実績を誇る※3(2026年6月1日調査時点)
24時間365日のSOC監視・
即時オペレーション対応
クラウド型WAF管理
サービス for
Cloudflare WAF
(NRIセキュアテクノロジーズ
株式会社)
初期費用 個別見積もり
月額費用 個別見積もり
最低利用期間 個別見積もり
対応プラン 公式HPに記載なし
サポート 24時間365日体制の監視・分析
こんな企業におすすめ
  • 夜間・休日を含む24時間365日の監視・即時対応体制を必要とする
  • 取締役会や監査委員会に対して、セキュリティ体制の根拠提出が必要
おすすめの理由
  • 24時間365日体制で、導入企業のWebサイトに対する攻撃を監視・対応
  • ゼロデイ攻撃に対して、NRIセキュア独自のシグネチャを作成し適用
  • 他のセキュリティ製品もまとめ、400種類以上の機器のログを横断的に監視できる大規模対応力
※1参照元:GateCore公式HP(https://lp.accelia.net/cdn/solution-gatecore/)BusinessプランとEnterpriseプランの間に位置する、Cloudflareがアクセリアに提供したプランです。
※2:2026年6月1日時点、Googleで「Cloudflare 代理店」と検索して表示される、Cloudflare代理店の公式サイト26社を調査。初期費用、月額費用を明示している代理店のうち、最も月額費用が安いのがドーモ。
※3 参照元:ドーモ公式HP(https://cloudflare.domore.co.jp/)